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お知らせ

認知症ケアのための連携ツール“ふじのくに「ささえあい」手帳”について

団塊の世代が75歳を迎える2025年に向けて静岡県における高齢化率は年々上昇し、認知症の患者さんも、高齢者の「7人に1人」という現在の割合から2025年には「5人に1人」に増加していると試算されています。

その対策の1つとして、平成27年度の静岡県『認知症ケア多職種連携体制整備事業』により、医療や介護等の専門職による適宜・適切な情報共有を目的に『ふじのくに「ささえあい」手帳』が作成されました。

この手帳は認知症の患者さんに交付され、ご本人やご家族に持っていていただくものです。
医療機関受診時や介護サービス利用時等にご提示いただき、関連職種が他職種の記載内容を確認したり新たに把握した状態を記載する等【情報共有ツール】として利用することにより、多職種による支援体制の構築や家族支援の推進が期待されています。

平成28年度は、静岡県下8つの郡市医師会、及び3カ所の認知症疾患医療センターにおいて試験運用が実施され、実際に使ってみた感想や問題点から改良等を検討した上で、平成29年度以降全県で運用・普及活動が行われる予定です。

静岡市静岡医師会においても、下記の地域包括圏域で試験運用を行うこととなりました。
5つの圏域で1診療所3名、計15名の患者さんを選定して実施します。

【試験運用実施医療機関】所在圏域: 城東、城西、麻機千代田、長尾川、長田

つきましては、本手帳を提示された患者さんの医療・介護に携わる職種の方々には、上記事情をご理解いただき、積極的に手帳をご活用くださいますようご協力をお願いいたします。

【ケアマネジャーの方へ】
主治医より本手帳が交付された患者さんについて連絡がありましたら、その患者さんが受ける各介護サービス職種へ、手帳が交付された旨周知にご協力いただきたくお願いいたします。

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